長野杯ライブカバレッジ(http://live.copmtg.net/naganocup/)みなさん、こんにちは。
12/10(土) 長野杯本戦開催!!
3回目にしてそろそろネタ切れ感も強いこのデッキ紹介。長野杯もいよいよ目前ということで今回はビートダウン以外で長野杯の会場で多く見ることになりそうなデッキタイプを紹介していきます。
まずは世界選手権を制したこのアーキタイプ
緑赤ケッシグの狼の地系
GRb Kessig Ramp Deck
(no deckname)
Played by Yuusuke Furuta
長野杯トライアル長野大会2nd Place
■ メインデッキ (60枚)
6 森/Forest
4 山/Mountain
1 沼/Swamp
3 根縛りの岩山/Rootbound Crag (M12)
4 銅線の地溝/Copperline Gorge (SOM)
4 墨蛾の生息地/Inkmoth Nexus (MBS)
2 ケッシグの狼の地/Kessig Wolf Run (ISD)
3 業火のタイタン/Inferno Titan (M12)
3 原始のタイタン/Primeval Titan (M12)
4 真面目な身代わり/Solemn Simulacrum (M12)
2 ワームとぐろエンジン/Wurmcoil Engine (SOM)
2 炬火のチャンドラ/Chandra, the Firebrand (M12)
2 原初の狩人、ガラク/Garruk, Primal Hunter (M12)
2 情け知らずのガラク/Garruk Relentless ⇔ ヴェールの呪いのガラク/Garruk, the Veil-Cursed (ISD)
3 太陽の宝球/Sphere of the Suns (MBS)
4 不屈の自然/Rampant Growth (M12)
3 金屑の嵐/Slagstorm (MBS)
2 冒涜の行動/Blasphemous Act (ISD)
4 感電破/Galvanic Blast (SOM)
2 古えの遺恨/Ancient Grudge (ISD)
□ サイドボード (15枚)
2 最後のトロール、スラーン/Thrun, the Last Troll (MBS)
3 ヴィリジアンの密使/Viridian Emissary (MBS)
2 呪文滑り/Spellskite (NPH)
2 饗宴と飢餓の剣/Sword of Feast and Famine (MBS)
2 戦争と平和の剣/Sword of War and Peace (NPH)
1 帰化/Naturalize (M12)
1 古えの遺恨/Ancient Grudge (ISD)
2 飢えへの貢ぎ物/Tribute to Hunger (ISD)
このデッキの魅力はやはりマナ加速からの高速タイタンです。
飛行が薄くなった現在のカードプールでは、原始のタイタンで墨蛾の生息地をサーチしてくる動きは強力の一言。さしずめ新時代の戦隊の鷹といったところでしょうか。
業火のタイタンも打点はタイタンの中でも随一ですし、ビートダウンデッキ相手にはこいつを連打してやるだけで相手の戦場もライフもあっという間にカラッポになってしまいます。
このレシピは世界選手権で優勝した2→4→6とつないで最速タイタンを目指す形よりも除去やPWで柔軟性を持たせたレシピになっていますね。
メインから冒涜の行動が投入されていたりと、やはりビート環境である長野県のメタに合わせた調整が見て取れます。
高速タイタンや全体火力でビートダウンにはかなりの強さを誇るこのデッキですが、のきなみアクションが大振りなため、太陽拳や青黒コントロールのようにマナ漏出・雲散霧消などのカウンター呪文でピンポイントでパワーカードを打ち消してくる相手には少し分が悪いです。
しかし、それらのデッキも墨蛾の生息地やスラーンを対処する手段が限られており、サイドボード後まで考えるならそこまで不利はつかないと思います。
このデッキを使うプレイヤーも使われるプレイヤーもトランプル関係のルールは覚えておくといいでしょう。
トランプルを持ったクリーチャーはブロッククリーチャーに致死ダメージを与えたら残りのダメージは防御側プレイヤーに割り振ることが出来ます。接死クリーチャーは1点ダメージを割り振れば致死ダメージとなるのでワームとぐろエンジンにトランプルを持たせると1点だけクリーチャーにダメージを与えれば残りはプレイヤーに与えることが出来るというのはもはや有名ですね。
逆に相手の場にワームとぐろエンジンが出てきた場合にも細かいテクニックがあります。
こいつは除去しても能力もちのトークンが2体場に残る敵に回すと非常に厄介なクリーチャーなのですが、たとえばトランプル持ちのクリーチャーで殴った場合、あえて1回ブロックさせた後にワームにインスタント除去を打つことでダメージを割り振るブロッククリーチャーがいないためプレイヤーにすべてのダメージを与えることが出来ます。この方法なら除去が1枚しかなくてもトークンにブロックされず、ライフゲインもされずにアタックを通すことが出来ます。
ChagamofireballのチャガSV総督が、緑赤ケッシグを使ってどこかのファイナルズ予選で9位だったという目撃情報も入っているので、マークが必要ですね。
緑・赤以外のタイタンももちろん強力です。
特に白タイタンをフューチャーしたデッキがこちら。
太陽拳
UWB Control Deck
(no deckname)
The Finals 2011スペシャル予選長野大会 優勝
Played by Atsuki Kihara (Winner)
■ メインデッキ (60枚)
3 島/Island
3 沼/Swamp
3 平地/Plains
2 水没した地下墓地/Drowned Catacomb (M12)
3 氷河の城砦/Glacial Fortress (M12)
4 闇滑りの岸/Darkslick Shores (SOM)
3 金属海の沿岸/Seachrome Coast (SOM)
2 幽霊街/Ghost Quarter (ISD)
4 孤立した礼拝堂/Isolated Chapel (ISD)
2 太陽のタイタン/Sun Titan (M12)
1 ワームとぐろエンジン/Wurmcoil Engine (SOM)
1 聖別されたスフィンクス/Consecrated Sphinx (MBS)
1 大修道士、エリシュ・ノーン/Elesh Norn, Grand Cenobite (NPH)
1 瞬唱の魔道士/Snapcaster Mage (ISD)
2 ヴェールのリリアナ/Liliana of the Veil (ISD)
3 忘却の輪/Oblivion Ring (M12)
1 死の重み/Dead Weight (ISD)
3 審判の日/Day of Judgment (M12)
2 堀葬の儀式/Unburial Rites (ISD)
2 破滅の刃/Doom Blade (M12)
4 マナ漏出/Mana Leak (M12)
2 否認/Negate (M12)
1 喉首狙い/Go for the Throat (MBS)
4 禁忌の錬金術/Forbidden Alchemy (ISD)
3 熟慮/Think Twice (ISD)
□ サイドボード (15枚)
3 幻影の像/Phantasmal Image (M12)
2 ギデオン・ジュラ/Gideon Jura (M12)
1 記憶の熟達者、ジェイス/Jace, Memory Adept (M12)
2 漸増爆弾/Ratchet Bomb (SOM)
3 機を見た援軍/Timely Reinforcements (M12)
2 雲散霧消/Dissipate (ISD)
2 外科的摘出/Surgical Extraction (NPH)
ついに長野・山梨以外のプレイヤーのレシピを使うことに・・・
打ち消し呪文やクリーチャー除去を駆使して戦場をコントロールしたあと、太陽のタイタンや「真の青タイタン」こと聖別されたスフィンクスなどのアドバンテージを稼げるフィニッシャーで盤面の優位を確立させ勝利する、というのがこのデッキの勝ちパターンです。
前述のコントロール要素に加え、リセット呪文の審判の日や「茶タイタン」ことワームとぐろエンジンなどが採用されていて、一度マナさえ伸びてしまえばビートダウンにはめっぽう強いことから長野県メタでは活躍が予想されます。
現環境のコントロールデッキが抱える悩みの種としては各種ミシュラランドを失ってしまった影響でプレインズ・ウォーカーに触りづらいことが挙げられます。
忘却の輪があるとはいえ、多くても3枚程度しか採用されていないので相手のアクションの隙をついてPWを通し対応を迫る展開に持ち込みましょう。
ここ最近姿を見なくなりましたが昨年の世界選手権を制した青黒コントロールではフィニッシャーを勤めていた墓所のタイタンも単体で10点クロック、守りに回ればいきなりブロッカーが3対と攻守における活躍は凄まじいものがあります。
青黒コントロール
「Yuuki Muroda」/UB Control
第33回髭男爵杯3位
「Special Thanks!!」
4《瞬唱の魔道士/Snapcaster Mage(ISD)》
2《聖別されたスフィンクス/Consecrated Sphinx(MBS)》
2《墓所のタイタン/Grave Titan(M12)》
2《蔑み/Despise(NPH)》
2《肉体のねじ切り/Wring Flesh(M12)》
4《マナ漏出/Mana Leak(M11)》
2《破滅の刃/Doom Blade(M12)》
1《喉首狙い/Go for the Throat(MBS)》
2《漸増爆弾/Ratchet Bomb(SOM)》
4《熟慮/Think Twice(ISD)》
1《黒の太陽の頂点/Black Sun’s Zenith(MBS)》
4《雲散霧消/Dissipate(ISD)》
3《禁忌の錬金術/Forbidden Alchemy(ISD)》
1《解放された者、カーン/Karn Liberated(NPH)》
4《水没した地下墓地/Drowned Catacomb(M12)》
4《闇滑りの岸/Darkslick Shores(SOM)》
2《幽霊街/Ghost Quarter(ISD)》
2《ネファリアの溺墓/Nephalia Drownyard(ISD)》
9《島/Island(ISD)》
6《沼/Swamp(ISD)》
Sideboard
1《肉体のねじ切り/Wring Flesh(M12)》
3《呪文滑り/Spellskite(NPH)》
1《否認/Negate(M12)》
1《黒の太陽の頂点/Black Sun’s Zenith(MBS)》
3《血統の守り手/Bloodline Keeper(ISD)》
2《死の支配の呪い/Curse of Death’s Hold(ISD)》
2《ワームとぐろエンジン/Wurmcoil Engine(SOM)》
2《ネファリアの溺墓/Nephalia Drownyard(ISD)》
青黒コンはカウンターの枚数、ハンデス、ネファリアなどの要素からケッシグや太陽拳などのビートダウンを狩りに来ているデッキにかなりの有利がつきます。
ただし、白系ビートダウンと対戦した時にはうっかりミラディンの十字軍が1枚通ってしまっただけで負けてしまうこともあるのでそこはメタゲーム次第といったところでしょうか。
青黒という色の組み合わせ上PW、エンチャント、アーティファクトすべてに触れないのも厳しいところですね。
赤単の燃え上がる憤怒の祭殿も通ってしまうと相手の残りのアクションをすべて捌いたのにもかかわらず10数ターン後に負けてしまったとあのPVが言っていた程ですしね。
そういった青・黒で対処しづらい部分には呪文滑りや漸増爆弾などのアーティファクトの力を借りて対処してきます。
またサイドボードに潜んでいる死の支配の呪いが非常に強力なのでサイド後の対戦ではエンチャント・アーティファクト対策を怠らないようにしましょう。
やはり各種タイタンのカードパワーはスタンダードでも飛びぬけているのでこれらのデッキと対戦するときには注意が必要ですね。え?霜のタイタン?ナニソレ。
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いよいよ長野杯の本戦が明日に迫ってきました。
当日はやはりビートダウンが会場を埋め尽くすのでしょうか。それともボードコントロールデッキがそれらを食い物にしていくのか。はたまたそんなメタを読み切ったパーミッションが制するのか?
熱戦の模様は長野杯ライブカバレッジ(http://live.copmtg.net/naganocup/)でお送りされるハズです!
僕もそこで熱戦を繰り広げる側に回れるよう頑張りたいです。
それでは、岡谷でお会いしましょう!
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